【ラクして既製品風に】家庭用ミシンでTシャツを縫ってみる

こんにちは。Namiです。

今回は薄手のニット生地を使用して、パジャマ用のTシャツを縫ってみたいと思います。
私はロックミシンを持っていませんので、家庭用ミシンのみで仕上げます。

今回の記事では

  • 手を抜くところは抜き、ニットソーイングがラクになる工夫をする。
  • 手をかけるところはかけて、既製品風に。

という2つの点をポイントに書いていきたいと思います。

私と同じように家庭用ミシンしか持っておらず、
ニットソーイングに躊躇されている方
の参考になれば嬉しいです。

手を抜くところや工夫、手をかけるところ

手を抜く箇所・ラクをするために工夫する箇所は以下の点です。

  1. 裁断方法の時短
  2. 「裁ち目かがり縫い」を使用することで、端の処理と地縫いを1度で済ませる。
  3. 伸び止めテープは使わない
  4. 裾、袖は二本針(ツインニードル )で縫い上げる。
  5. アイロンのり・蜘蛛の巣テープの使用や一番最初の袖上げ等で、生地を伸ばさない工夫を。

逆に手間をかける点は以下です。

  • タコバインダー風の処理をする

各項目の詳しい説明は、実際の手順を追いながら書いていきますね。

使用する便利グッズ

今回のニットソーイングで活躍したものは下記の6点です。

A. キーピング(アイロン用のり)
今回のニットは伸縮性が高く、また裁断してしばらくすると端が丸まってしまう生地でした。
丸まりと縫いながら伸ばしてしまうことを防ぐため、こちらを使用します。
多量に吹き付けてアイロンをすると生地が固くなり、布帛に近い感覚で縫えるようになります。

B.二本針(ツインニードル)
このブログには何度も登場しているツインニードル。
裾や袖上げの際に使用することで、端の処理が手軽になり、ダブルステッチで既製品風に仕上げることができます。ツインニードルはノーブランド品でしたら、Amazonで購入できます。

ツインニードルに関して詳しい記事はこちら⇩

C.両面接着テープ
いわゆる「蜘蛛の巣テープ」と呼ばれるものです。
裾や袖を上げるミシンの際、上下の生地のズレを防ぐため、こちらを使用しました。
伸縮性が無くなるのではとやや心配でしたが、問題ないようです。

D.洋裁用クリップ
持ってはいたのですが、実はニットソーイングに使用したのは初めてでした。
固定する場所がまち針より広いため、断然、クリップの方が扱いやすかったです。
特に首回りのリブ付けには必須だと思いました。

E. 押さえ2種類
「裁ち目かがり縫い押さえ」と
ニット生地を縫う際に滑りをよくする、「テフロン押さえ」です。

F. 糸は「レジロン」
ニット生地用の「レジロン」を使用。

※家庭用ミシンでのニットソーイングに関して調べていると、
レジロンではなくスパン糸(伸縮性が無い糸)の方が相性がいい、という話を目にします。

私は糸に関しては、下記のことを感じています。
⚫︎ツインニードルは伸縮性が高い糸と相性が悪い気がする。
(レジロンよりさらに伸縮性が高いエッフェルを使用した際、目飛びが激しかった。)
⚫︎小さいサイズの子ども服、Tシャツの首回りやレギンスの足口は、
レジロンの直線縫いだと切れるので、伸縮縫いをしたり、エッフェルを使用する等で工夫する必要がある。

いずれ検証してみたいのですが、今回はオーソドックスにレジロンで縫います。

【tocoパターン】の「ワイドTシャツ」を縫ってみます

今回使用したパターンはこちら⇩

http://tukuru777.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2021388&csid=13

購入後、コンビニでA3プリントをしました。
ダウンロード販売のパターンは、トレースの手間が無くて、それだけで時短になりますね。

製作の手順

裁断までは手を抜いて、手早く

元パターンはの裾、袖以外の縫代は、基本1㎝で作図されています。
家庭用ミシンで縫う際は、まず布の1㎝内側を縫ってから、ジグザグミシンで布端を処理するのが一般的かと思います。

今回は時短の為に基本の縫代を5mmに変更し、
5mm幅の「裁ち目かがり縫い」で端の処理と地縫いを1度で済ませたい
と思います。

裁断の時短方法の詳しいやり方は、過去の記事をご参照ください。

簡単に書くと、下記の方法になります。

出力した型紙の曲線部分のみ、5mmの位置に方眼定規を使って印を入れます。⇩

ざっくり切った型紙を布の上に置いて、方眼定規を使用して縫代を計りながら
型紙と布をロータリーカッターで一緒に裁っていきます。

裁断が終わりました。矢印の部分にとんでもないミスを発見しました⇩

ケチってギリギリを裁断したため、裾に切れ目が入ってしまっています。

裾の折り返し部分なので、深く考えず、修復しておきます。

切れてしまっている部分に接着芯を使い端切れを貼り付けて、
2mm幅の細かいジグザグ縫いで縫い止めました。

袖と裾の折り返しには、アイロンのりが大活躍

生地端が丸まってしまうので、アイロンのりを使用しながら袖と裾を仕上がりに折ります。

周囲がベタベタになるので紙を敷いています。
アイロン定規を使用

袖口は最初に縫い上げる!

小さいサイズのニットの子ども服の場合、袖やズボンの裾上げは
一番最初に縫い上げてしまいます。

通常の洋裁本のレシピでは、袖口を縫うのは、袖を身頃に縫い付け脇〜袖下を縫った後、最後になると思います。
ですがその方法だと、小さいサイズのニット服の場合、袖口が伸びて不格好になってしまうのです。

まだ洋裁に慣れてない頃、80サイズの長袖のニットカーディガンの袖口を
最後に上げようとして、途方にくれたことがあります。

市販の子ども服のTシャツは、袖口の縫い目をみてみると
最初に上げられているものがほとんどなので、私もこの手順で縫っています。

伸縮性の高いニット生地で縫いずれが起こりやすそうなので、
縫う前に、蜘蛛の巣テープを使用してアイロンで固定してしまいます。⇩

蜘蛛の巣テープで固定された袖口と、アイロンで折っただけの裾。蜘蛛の巣テープで固定したほうが断然、縫いやすいです。


袖口は、ツインニードルを使用して縫いました⇩

端の処理とダブルステッチが同時に終えられるので、時短かつ、既製品(カバーステッチ)風に仕上げることができます。

ツインニードルに関して、詳しくはこちらの記事で書いています。⇩

伸び止めテープを省き、肩を縫い合わせる

洋裁本だと、通常は肩線にに伸び止めテープを貼るように指示がありますが、その工程を省きました。

今回のTシャツはパジャマにする予定ですので、多少形崩れしても構わないということもあるのですが…
最近息子が洋服の着心地にうるさくなったというのが、一番の理由です。

日中着ている洋服に関しては言わないのですが、
寝巻きにしている既製品Tシャツの縫い目の硬い部分などを嫌がって、寝付けないことがあるんですね。

伸び止めテープを貼ると固さが出ますので、それは省き、
その代わりタコバインダー 風処理をして、縫い目を隠すことにします。

タコバインダー 風処理に関しては、詳しく後述しますね。

伸び止めテープを省き、5mm幅の裁ち目かがり縫いで肩を縫い合わせます。


首のリブをつける

首のリブをつけます。

まち針よりもクリップの方が安定して、作業がしやすいですね。

リブ付けは失敗したくなかったので調べまして、
こちらのブログ生地を参考にしました。ニット専門店 SMILEの店主さんのブログです。⇩

https://smileworks25.com/1549/

※ブログ全体とてもわかりやすくて勉強になります。
他の記事も、ロック使用が多いですが、家庭用ミシンのユーザーにもとても参考になると思います。

後ろ身頃より前身頃のリブの長さを短く、前後中心より、肩線前後のリブが短くなるように調整しました。

タコバインダー風処理を施す

タコバインダーって、ご存知でしょうか。
私は今回調べて初めて知ったのですが…

ユニクロのタコバインダー仕様のTシャツ。

既製品のTシャツで左肩から衿裏、右肩まで通して補強のために付けられているテープのことで、
タコミシンという専用のミシンで付けられるそうです。

前述したように、首や肩のあたりの縫い目を息子が気にするので
今回はこれに似せた処理を、家庭用ミシンのみで作ってみます。

まず、6mm幅の3つ折りのニットテープを用意します。

Tシャツ本体と同じ布で良いはずですが、ちょうどオーガニックコットンのニットテープを
持っていましたので、それを切り、使用サイズに調整しました。

これを、肩と襟裏の縫い目をなぞる様にミシンで縫い付けていきます。
肩と襟がぶつかる部分は上手く繋げられなかったので、数ミリ開けました。⇩

アイロンで後ろ身頃側に倒し、縫代を抑えるようにステッチを入れていきます。
肩と襟がぶつかる部分はなだらかな曲線になるようにします。⇩

綺麗な縫い目とは言い難いですが、まあ、許容範囲でしょうか。

表から後ろ身頃を見るとこんな感じ。⇩

表に返すと、首の後ろの縫い目が見えず、すっきりさせることができました。

タコバインダー は2本ステッチが入りますが、2本入れると粗が目立ちそうなので、今回はステッチが1本で済むようにしました。

袖を付ける

袖を裁ち目かがり縫いで付けていきます。
特にオリジナルで工夫した点は無いのですが、
ミシンをかける際、決して引っ張らないように、伸ばさないように注意しました。

袖下〜脇を縫う

家庭用ミシンでニットソーイングをする際、難しい点は
そもそも「伸びる生地を伸ばさないように縫うのが難しい」ということが言われます。

これは割と、慣れで解消できることかなと思っています。
私は今回で、10着目くらいのニットソーイングになりますが、
引っ張らないように気をつけて縫えば、仕上がりが伸びてしまった…という失敗はなくなってきました。

それよりも、今回悩まされたことは「生地端の丸まり」。

特に布目の垂直方向に丸まりが激しい生地で、
脇を縫う時などそのままミシンをかけると、上下の生地の片方が丸まって、縫い落ちる箇所が出て来そうです。

丸まってしまう箇所は、目打ちで押さえながら縫い進めます。⇩

丸まりの解消には、アイロンのり「キーピング」が便利ですね。
キーピングを大量に噴射してガチガチに固めると丸まりが無くなり、布帛と似た感覚で縫うことが出来ました。

今回は裁断前の噴射量が足りず、途中でスプレーを加えながら縫っていきましたが、
次回からは断裁前から大量噴射して、固めて縫おうと思います。

裾上げも蜘蛛の巣テープとツインニードルで

裾も、楽してずらさない為に蜘蛛の巣テープを使い、固定してから⇩
ツインニードルで縫いました。

完成

縫いあがりました。

縫いぐるみが着ている洋服は既製品です。次回の記事で詳しく書きたいと思います。

変に伸びてしまった箇所も無く、なかなか良い出来では無いかと思います。
キーピングで結構固まっているので、一度洗濯してから着せようと思います。

今回の製作のまとめ

家庭用ミシンで Tシャツを縫う工程、いかがでしたでしょうか。

タコバインダー風処理は時間がかかりますし、
ニットソーイングに適さない繊細な作業なので、正直、あまりお勧めしません笑。

便利グッズの使用や、その他のポイントのみでも、
充分綺麗に仕上げられるのでは無いかと思います。

インスタ等で繋がっている方でも、
ニットと布帛を同じくらい縫われる方ってあまりいない印象で、
ニット派と布帛派で分かれているように思います。

ニットは、ロックミシンとカバーステッチミシンなど
充分な設備を持った人が縫っている印象でしょうか。

ロックミシンやカバーステッチミシンを使用しての縫製にはもちろん
綺麗さもスピードも敵いません。

ですが、家庭用ミシンでも意外と縫えると思います。

家庭用ミシンのみしか持っていない方も、是非トライしてみてください。

次回は、今回のこのニット生地を
アメリカから個人輸入した話を書きたいと思います。

型紙Tocoパターン ワイドTシャツ
サイズ110
布地オーガニックコットン スムース?フライス?
ISEE fabric (アメリカより個人輸入)
着用感ちょうど良い(3歳6ヶ月94㎝13kg)

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