【型紙トレース】縫う前の面倒な作業をラクにする、時短術【裁断】

型紙のトレースや布の裁断、大変ですよね。
ハトロン紙に仕上がり線をトレースして、印や布目も写して、縫代をつけて、紙を切って…
布の上に配置したら、ずれないように裁ち鋏やロータリーカッターで切って…

洋服を作りたいと思った時って、
「一刻も早く縫いたい!」と気が急いてるので、
縫う前のアレコレが、面倒に感じられる時もあるかと思います。

今回は、そんな縫製前の作業がどうしても面倒な時に
私がしている時短術をご紹介します。

その方法とは、

コンビニでA3コピーした型紙を布の上に置き、
方眼定規で縫代をつけながら、布と型紙を一緒に切っていく

というやり方です。

洋裁本などには絶対載っていないやり方ですが…
型紙をトレースではなくコピーして使う方って、結構いるのでしょうか?

今回ご紹介する方法では、
縫代の角の付け方が適当になったりするので
厳密には綺麗な洋服は作れないと思います。
正しい型紙のトレース方法も身につけられません。

ですが、
毎日慌ただしく子育てしながら、子どもが眠ったわずかな時間を使って
(ちょっと適当でもいいから)最速で洋服を作りたい、と思うお母さんも多いと思います。

そんな方の手助けになったら、という気持ちで、今回の記事を書きました。

因みに…
私は息子の服を作り始めて3年半経ちますが、
型紙を手作業でハトロン紙等にトレースしていたのは最初の数ヶ月のみです。
その後はデジタルに移行し、
スキャンした型紙をADOBE Illustratorというグラフィックデザイン用のソフトでトレースしています。
仕事で長年使用しているソフトなので、トレースが手作業より楽だったり
縫代を自動で付けられたりと便利なのですが、
今回は、それさえも面倒な時にやっている横着なやり方になります。
Illustratorに関しては、また別の機会に記事にしようと思っています。

この方法に合う型紙

複雑な形のものより、シンプルで直線の多い型紙が向いています。
曲線部分はどうしても、あらかじめ紙に縫代を付けておかないと難しいので、一手間かかりますね。
縫代つきの型紙であれば、上記の条件でなくても大丈夫です。

縫代込みで、男の子の洋服が載っている洋裁本には、こんな本があります。⇩

  • 男の子にも女の子にも似合う服(著・髙島まりえ)
  • スタイリスト佐藤かなが作る男の子にも女の子にも着せたい服(著・佐藤かな)

また、サイズが大きくなってくるとコピーの際に、A3に入りきらなくなってきます。
ショートパンツなど、コンパクトな型紙だと、張り合わせの手間が省けるので
楽に作れます。

今回は、「男の子と女の子のパンツ」(著・朝井牧子)より、「イージーパンツ」を作ってみたいと思います。

用意するもの

カッターマット、ロータリーカッター、方眼定規が必要です。
ロータリーカッターは、私は28mmと45mmを両方使っています。
100サイズくらいまでの小さい子ども服でしたら、28mmのみで事足りると思います。

洋裁用によく使われている定規は、⇩写真の「B」ですね。
これで型紙を作って、「C」のステンレス定規で裁断する、というのが一般的でしょうか。
プラスチック定規でカッターを使用すると、定規がすぐにダメになってしまいます。

私のオススメは、「A」のアクリル方眼定規。
こちらは、ステンレスのエッジが付いており、カッターを使っても定規に傷がつきません。
今回は「縫代を付けながら布と型紙を一気につける」という手法を取るため、
この定規が最適です。

⇧写真の定規は文房具店で買ったものだった気がしますが、文化服装学院のオンラインショップにありました⇩

https://www.bunka-koubai.com/shop/itemdetail.php?n=1272

余談ですが、美大受験(デザイン科)の予備校時代、プラスチック定規でカッターを使用しているとひどく怒られたものです…。
洋裁の学校も同じかな? カッターで削られると真っ直ぐな線が引けなくなるので、使い物にならなくなるんですよね。

型紙コピーをする際、ココに注意!

コンビニにコピーに行く前に、重要な作業があります。

一度型紙を広げて、「どの部分を何枚」コピーすれば良いのか、確認しましょう。

洋裁本のレシピの最初に、大体「裁ち方図」があります。
親切な本には型紙のどこに含まれるかの図もありますので、併せて確認します。

というのは、型紙同士が重なっている場合、
同じ箇所を複数枚コピーしなくてはいけないからです。

今回の場合だと、後ろパンツ部分を2枚コピー(パンツ本体と見返し用)
前パンツ部分は4枚(パンツ本体、袋布用2枚、見返し用)コピーしました。

手順

それでは、実際にやっていきます。

使用するサイズにマーキング、縫代の記入

コピーしたら、作りたいサイズの仕上がり線を蛍光ペンなどでざーっとなぞります。
次に、「裁ち方図」を見ながら、各線の縫代を目立つように、記入していきます。

この2つは、裁断で間違えないための一手間です。
省いてもOKなのですが、やっておくことをお勧めします。
縫代の記入の方は、裁断時にいちいち確認しなくてもよくなるので、効率化にもつながります。
基本は1㎝の箇所が多いので、イレギュラーな部分のみ記入するのもいいかもしれませんね。

曲線の部分に縫代を書いておく

今回の方法では、方眼定規を使いながら布と型紙を一緒に切りますが、曲線部分はそれができません。
なので、曲線部分はあらかじめ、縫代の線を記入しておきます。

曲線定規があると便利ですが、私は持っていないので方眼定規をずらしながら記します。

周囲をざっくりと切る

「縫代幅」が足りるようにしますが
ここで切り間違えても大ごとにはなりませんので、ご安心を。
時間をかけずにざっくりと、切りましょう。

布の上に配置し、重しを置く

洋裁様の文鎮がベストですが、なんでもいいと思います。
皿でも積み木でも石でも。
私は小さいスキレットなんかを使っています。
私の母は、砂利をつめた小さな缶を使用していました。

方眼定規を使いながらカット

方眼定規を使い、縫代をつけながら、
紙と布を一緒に裁断していきます。

縫代の幅は、目立つように記してあるので、間違えにくいかと思います。
曲線部は先ほど鉛筆で書いたライン上を切っていきます。

裁断完了

これで、縫代つきの型紙も同時に完成しました。
次回からはこの型紙を使用して作りましょう。

これで裁断まで完了です。
いかがでしたでしょうか。

  • 「写す」作業が無い。
  • 通常は「型紙自体を切る」際と「布を裁つ」際の2段階で「丁寧に切る」作業がありますが、それを1回で済ませる。

ので、大分楽になるのでは無いでしょうか。

その代わり、縫代や仕上がり線を間違えると裁断ミスに繋がりますので、
その部分の確認はしっかりやった方が良いと思います。

仕上がりをマーカーでなぞったり、縫代の数値を書き込む代わりに
ささっと縫代の線を記入した方が早い、という方もいるかもしれません。
そのあたりは、やりやすい方法で良いと思います。

型紙を反転させてトレースする必要がある場合

子ども服の型紙は親切なので少ないですが、
たまに、型紙を反転させて繋げたりしながらトレースする必要のある型紙があります。

今回、ポケットの袋布の部分がそうだったのですが、
コピー用紙をセロテープで繋げて、型紙を作っておく必要があります。

裏の蛍光ペンが間違っています…

型紙が裏返っていて分かりにくいので、このパーツのみ、コピーした型紙に縫代の線を書き、切っておきます。

余談ですが、私が作ったことのあるenannaさんのズボンは
ポケットの袋布がどれもこの形式の型紙でした。
私は最初トレースの仕方が分からず戸惑ったのですが、
洋裁に詳しい方にとっては、普通なのでしょうか。
初心者には、袋布と前パンツの型紙は重ねないで
別の場所に配置してあった方が親切だと思います。

縫製と今回の製作のまとめ

縫製を終えました。
縫製自体は1時間半くらいでしょうか。
苦手なゴム通しで時間をとられてしまいました。

型紙男の子と女の子のパンツ(著・朝井牧子) 「イージーパンツ」
布地Merchant & Mills 8OZ ORGANIC SANDED TWILL NORDIC GREEN
アレンジパンツ丈 -1㎝
着用感ちょうど良い(3歳6ヶ月94㎝13kg)

男の子らしくオーソドックスなショートパンツですね。
Enannnaさんのショートパンツの型紙は3つ目ですが、
今まで縫った中で一番男の子らしいパンツでした。
丈が長めなので、保育園用にも良さそうです。

以上、縫製前の作業が面倒な時の私流、時短術でした。

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